[ 遠く、風に乗って、切れ切れに届く歌 ][ 彼、ソマリと名乗る『銀月の奏者』が、折に触れ奏でていたその旋律は、男の記憶にも残っていて ][ それが、大切なものを護ると誓う一節で終わることも覚えていたから ]