[続く言葉は、幾分苦々しいもの。] あと、斥候部隊と対峙していた、竜騎兵。 かなりの統率が執れていたな。 しかも、報告で把握していたものより大がかりな規模の隊に見えた。[脳裏に浮かぶのは、竜騎兵連隊を率いる隊長として知られる、かつての先輩。] 敵の陣容も、より面倒なものとなっていそうだ。 新たに偵察を送り込んでみるとしよう。[まずは、相手の戦力把握をと、声をかけた。]