[あとどのくらい剣戟を交わせるか。 少なくとも、これだけの高い跳躍を出来るのはこれが最後だろう。 なれば、高さを活かせる機はこれ以外にない] ――いくぞ。[刃先を照準のようにノトカーの居る位置へ向ける。 羽両腕を閉じれば、待っているのは重力による落下。 更に駝鳥の脚は、風の集中が弱まっている現状でも、空気の密度変化を力強く捉え足場とする] おおおおおおおっ!![そうして、宙を翔け下りた駝鳥は。 ノトカーの頭上目掛け、幅広槍を振り下ろす*]