[ベリアンが持ち帰るものは雑多で、一見して何のために使われるのか分からないようなものも数多い。それらを、ディークは興味深く見た。分からなければ、年も気にせず何のためかとも聞く。ベリアンの手で船の模型が作られたときは喜んだ。いたく感心して、何度も見せてもらったものである。彼のコレクションの中で、ディークが今ももっとも気に入っているのは、この船の模型に違いない]