[ 翡翠龍の気配を近く感じ取った陽竜は、動きを止め ]『キュー?』[ どこか不思議そうに小さく鳴いた。見知っているクレステッドや、その同行者が近付いてくるのには、拒む様子もなく大人しくしていたが、元来好奇心旺盛で、初めて出逢う龍種にも物怖じすることの少ないヤクモが、翡翠龍に対しては、微妙に触れ難い様子で、距離を置いたままでいるのは、ガートルードには珍しく映ったかもしれない* ]