だから、ロー・シェン。 あのひとの魂は王都に行っていると思う。[そう続けたのは感傷だけれど、] 彼はアルテスを守り抜いて、あのひとの好きだった花でいっぱいにしてみせる。 ──命をかけて惜しくない夢、だ。