人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


【赤】 流離の勝負師 ディーク

[ヨセフの静かな、だが真摯な声が割り込んでくる。>>*85
ユーリエと最後に別れた場面が蘇って、ディークの声も神妙になった。]


 ああ、あのひとは、王都へ戻りたがっていた。
 家族に最後の別れを告げるんだ、と。


[それを、阻止するなど。]


 俺はもうレオヴィルに帰れる義理はないと考えていたし、姫も無理強いはしなかった。
 その方が、自由でいられるなら、と言ってくれた。


[「でも、帰ってきたくなったら、過去にこだわらないで」──そんな言葉までくれた。]
 

(*88) 2017/02/06(Mon) 19:05:20

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