[静かに言葉紡いだ後、柔らかさは消え失せる。何も番えず引かれる長弓>>*78を見つめる瞳は冷たい。放たれた矢は一筋、なれば掻い潜れる、と。判断下した直後に、それは14に分裂した]……何っ!?[予想外の事態に短く声を上げた後、大鎌を下から上へ、大きく弧を描くように動かし近づく矢を斬り払う。急所となり得る箇所への直撃はどうにか避けたが、幾筋かは腕や足を掠め。大鎌を振り切った状態で掲げ、目を庇っていた右腕には他よりも深く、赤矢が食い込んだ]