[そこで少し言葉を切り、眼差しを柔らかく細める]とはいえ、どうしようかは最後まで悩んでいた。その最後の背中を押したのが――ジェフロイ先輩、あんたと一緒に組んだ、あの実技試験だったんだ。先輩は、最後の試験に西寮ばっかのチームにためらいも無く飛び込んできたでショ?あれが…なんというか、新鮮だったんですよ。俺なんか、ついつい西寮で固まっちまったってェのに。[おどけて肩を竦める]