[ 漸く、呼吸を整えられるようになって暫しの後 ]ん...いけます、か。[ 動かなかった手指が、ゆるりと短機関銃を握る。それを肩に掛け、男はゆっくりと立ち上がった ]は...[ まだひとつひとつの動作に、多大な努力を必要とはしたものの、歩けぬ程ではない ]無事、とは、思いますが...[ 視線を向けるのは、舞踏場の中心。ソマリへの願いはまだ有効な筈だと、彼等の側から離れたことになる今でも、内心では信用していた ]