……少なくとも。何よりも欲した『風《自由》』は、得ているよ、私は。[他者から見れば、『種』に、そしてこの『都市』に縛されていると見えようとも]今の私は、私が望んだ在り方のまま、だからねぇ。[その事実は揺らぎないから。奏者が己が存在に揺らぐことは──ない]