……俺たちと同じ方法じゃ戻れない……か。
来方が違うんなら、帰り方も違うって事かな。
[王の判断の所以は知らぬ身、そんな分析をして]
うん、キリク様はユウレンの空を護る騎竜師の、その筆頭だからね。
妖相手も慣れてるし、大丈夫、うん。
[口にするのは、王への信頼。
語る表情と声音にも滲むそれは、ユウレンの在り方の一端── 一つの想いの下に団結しているという事を端的に物語るか]
身体の方は大丈夫。
このくらいでへたばった、なんて言ったら、後でリュカやみんなにどんだけ突っ込まれるかわかんないしね。
一人で動き回るのも危なそうだし、一緒に行こうか。
[同行の申し出>>*75は断る理由もなく、素直に頷く。
瑠璃の仔龍もいっしょー、とでも言いたげにきゅきゅー、と鳴いた。**]