人狼物語−薔薇の下国

479 月夜に吼える獣の宴


【赤】 影雷鉤 ノトカー

― スラム街 ―

[振り上げた鉤爪がヤコブの羽根を宙へと散らす>>*69
届きはしたものの、腕で防がれたそれは決定打にはなり得なかった。
間合いを離され、追撃が叶わなくなった鉤爪を身体の横へと落とす。
脚が鈍り追い縋るには至れなかった。
向けられる槍の切先>>*70を警戒しつつ、ノトカーもまた下ろした鉤爪を胸の位置まで持ち上げ構えを取る。
ややあって、間合いを測るような間を繋ぐように、ヤコブから声が届いた]

─── へぇ。

[最初は何の動物か分からなかったと聞いて、相槌を打つように声を零す。
飛べない鳥──飛ぶには向かない翼。
得た力はそれを補う、否、凌駕するに足るもの]

翔べて満足かい?

[靴を脱ぎ捨てたヤコブ>>*71に問いを投げる。
つい、思い出してしまった、”鳥篭”にいた者達のことを。
彼ではないのに重ねて、答えを得ようとする]

(*78) 2017/05/04(Thu) 19:28:23

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