― とある朝:練武場 ―はあ?ファーイースト教官のって…あれか…[確かに見事な手際だった。見ていないようなのに、的確にペイント弾を叩き落すあの腕前。力加減と方向を瞬時に判断し、叩き落す。……しかし]…阿呆。弾の大きさも速度も違うだろうが。[これは実戦を模した銃である。僅かとはいえペイントのインクなどない分、弾は小さく、そして早い。それより何より、]