勘違いしているようだから言っておくけれど。私にとっては、ここの方が戦いやすいのよ?[今見せた通り、素の跳躍だけこの程度の高さの屋根に飛び乗るなど容易。わざわざ狭い路地に留まって戦うつもりなど毛頭ない。むしろ足場になる屋根が連なっているこの場には利しか無いのだと、苦笑しながら首を傾げた後。まだ人のままだった両腕を獣のそれへと変化させながら、少女へ向かい跳びかかった*]