[そんな思考の中。そういえば、誰の為でもない戦いはこれが初めてだ、と気付くもそれは声に出さず]貴女も、ただ跳べるだけ、じゃないのね。[代わりに投げた言葉は、違和を察知してしていることを言外に彼女に伝える術。どこまで気付いているかは分からぬだろうけれど、多少なりと警戒して貰えたなら儲けもの程度。ただでさえ肩口からの出血が刻一刻と体力を奪っていく状況に、不利を悟られぬ様何でも無いように微笑みながら両腕を地について少女を見上げた*]