[放った術は本来、『紅雷』を持って放つもの。故に、威力の減退は避けられず、それを天命石の力で補ったのが今の技――だったのだが] ……なにっ!?[呪と共に振り切られた刃から放たれた土礫。>>*63それは赤き雷撃の龍に打ち砕かれるものの、そこから、予想外の変化をもたらした。生じた土煙が視界と呼吸を遮る。ヤバい、と後退しようとした矢先、胸倉を掴まれ、予想外の衝撃が立て続けに襲ってきた]