……っ、は、……ははッ、っはははは…![地に埋まった戦鎚に縋って、俯いた男から漏れる哄笑。口の中が切れたのか、ボタ、と赤い雫が地面に落ち、そこから雷花が芽吹く。]まったく…本当に参るよなァ…俺が持ってる防御スキルは、今ルートに全振りしてる。そんでもあれだけ斫《はつ》られるんだから、蒼月《あいつ》も相当バケモンだけどよ。[口元を拭う男は、未だ顔を上げない。バヂ、と、身体の上を雷が舐める。何度も。そして。]