人狼物語−薔薇の下国

479 月夜に吼える獣の宴


【赤】 銀雪豹 ウルズ

[痛みを堪えて放った蹴りには、鎖が受けたとは違う手応えがあった。
>>*58骨を覆う人の肌の独特な弾力を感じ、横壁へ力が向かう様に振り抜いたのだが]


 …っ、!?


[刹那、上へと弾き飛んだ少女の身体に息を飲む。
交差していた腕で飛ばされる方向を調整されたとも思えるが、微かな違和が拭えない。
それは先の、鎖を防いだ”何か”にも繋がる様にも思え]

 
         …ふ、


[けれど確定する材料にまで至らぬ己に生じた焦りを、吐息に逃がした]

(*72) 2017/05/04(Thu) 15:00:15

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