[ もう二度と置いては逝かないと、約束した…だから、ここで命を落とすわけにはいかない…瞬間、強く涌き上がった生への欲が、異形種から解放されたばかりの男の内側に作用して ]
ギャン…!
[ 次の瞬間、力一杯振り抜かれた短機関銃に跳ね飛ばされる異形獣、そして、銃声が続けて響き、銀の光が散った ]
ふう…はぁ…
[ 散った光が、吸い寄せられるように、男の身体を包む。
核ではなく、異形獣が形を成し生あるものとして動いていた、そのエネルギーそのものが、男の中に吸収され、変化の途上にある身体を癒す力に変わる ]