人狼物語−薔薇の下国

479 月夜に吼える獣の宴


【赤】 韋駝天 ヤコブ

[眼前から響く気合いの声>>*64
 四肢を使う前進は、まさに獣の襲撃を思わせる。
 左右後方へ流した腕から、交差軌道の斬り上げに移ることは見えてはいた、が]

 ぐっ……!

[刃の重量が仇となり、振り抜いた槍を防御の位置まで引き戻すのでは間に合わない。
 せめて急所への攻撃は届かせぬよう、脇を締め両腕を交差させることでガードする。
 既にボロボロになっていたシャツの袖がついに弾け飛び、黒白の羽根が幾枚も宙を舞った]

 はあ、はあ……。

[半ばたたらを踏むように一歩、二歩後退する。
 槍を引き戻すのに成功すれば、その石突を床に突くようにして、更に後方へ向けて跳んだ。
 どうにか距離を取る、といった程度のキレのない動き]

(*69) 2017/05/04(Thu) 14:51:56

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