― 一年後:練武場>>*66ー
[払い上げられた剣は、受けることも逸らすこともできないと見ると逆らわずはじかれるままの方向へと腕ごと
腕へ伝わる負担は軽く、かつてのような無謀といえる選択はしない。
そのまま打ち上げの勢いも利用し、床を転がるようにしてリエヴルの右手側から裏に回る形で、
勢いのまま身を起こそうとするその足元をなぎ払おうと狙う蹴り]
さすが…
[読まれてた?たぶん。でも、はじかれた腕の勢いは緩めていない。
身を起こそうとする勢いも加え、起き上がりながらその場で一回転、蹴りが足元を掠めたのを感じて、わずかに痛む]