― 回想・5年前 ―
紅茶は東寮に似合わないからさ。
[純真なルームメイトから、どうして珈琲しか飲まないのか>>*3:64聞かれた時には、深く考えず答えていた。
もっと熱血な先輩から不穏な言われ方もしていたとは知らず。
むしろ同じ先輩から、自分もかなり保守的な考え方の影響を受けていたような気がする]
スティは熱心だな。
[その内に、紅茶と珈琲の本を良く見かけるようになり。時には部屋にもその道具が届いてきたりして。
けれど止めるでなく、一緒に調べるでもなく。
珈琲なら時々ご馳走してもらう日々が続いた]