[相手が掌底に合わせて飛び退ることで距離を得る>>*64。こちらとしても仕切り直したいところだったため、願ったりだった]なんだ、その腰の刀は飾りか。[抜けない理由など知る由もなく、尚も脇差で戦おうとするイェンスに一声かけた。刀を二つ持つにも関わらず、片方しか使わないためのあだ名は耳にしている。だからと言ってそれで呼ぶことは無かったが、抜かぬ刀を訝しむ思いはあった]