むげんりゅう?
俺は確かに騎竜師目指してるから竜は探してるけど...
[ ファミーユの言葉に、やっぱり訳が判らないという顔でいたディークは、差し出された短剣を見ても>>+32首を横に振り ]
いや、見た事な...い...?
[ 断言しかけた時、短剣がぼう、と光を帯びた ]
え?
[ それは、ファミーユを霧から護った光と同じに見えたが、今度は光だけではなく、小さな美しい歌声がその光の中から響く。
それは、過去のディークも現在のディークも聞いたことのない歌だったが、フェリクスにだけは、人魚の子が時折歌う、母から聞いたという子守唄に似ていると判ったかもしれない ]