お役に立てなくてごめんなさい。[恐らくは、最後になるであろう聲を二人へ投げる。 少女が最初に思っていたよりも、ずっとずっと親切な人たちだった。 だからこんな言葉が出たのだろうか**] ――ありがとう。 お二人の道にも、幸せがありますように。