……でも、ええと。ありがと、ね。上手く言えないけど、カナン殿のおかげで、戻って来れた。俺だけだったら多分、飲まれちゃってたから。[笑って告げるのは感謝の言葉。瑠璃の仔龍がよろしい、と言わんばかりにきゅきゅ、と鳴く。その様子にこんにゃろ、と呟きながら離れて行く手を見送って。そこでようやく、疑問を覚えた]