わ、たしが……どう戦うかなんて自由、でしょう?[巫女らしくあらねばと、故郷に帰ってからは只管、術の扱いを学んでいた。 忌避していたあの石を、隠す必要だってもうないのだから][けれど――森へ踏み込むに際して何か武器を、と問われた時、脳裏に浮かんだのは棒術に使える長さの杖だった。 応用が利く武器だからと、その時はそんな風に誤魔化して]