[ゾフィヤは今まで明確に困惑をあらわにしたことはなかった。
脳裏にちらつく“彼”と司る属性が同じであること。
“彼”があの日を生き延びたならば――このように機械便りになっているのではないか、と想像を抱いたこと。
符号はいくつかあれど、だ。
だが、己の能力に対し「やるじゃないか」と言われたその時、>>*48
明らかに表情が崩れた]
な、何を言っているの……、
わたしは、そのう、相まみえてるやつだよ?
調子狂っちゃうじゃあないの……!
[ちょっとは笑っている。
声の調子からそれだけはわかってしまったのだから余計そうも思うというもの。
それに弾丸を止めて被弾を最小限防いだだけでは『勝ち』にはならない。
このままではまた、何も為せないままだ]