そうだったか、ノーラは……。
[結局、生きる道を選んだのか。
自分は生きて逃げる道を選んだのか。
そこに至るまでの道程を知らぬ娘は
そうか、と少し笑って]
目覚めた時、あいつも人狼になったなら
飢えて死ぬのだろうかなあ。
まあ、仕方がないだろう。
あれは戦闘員ではないのだし。
[強気な男じゃないのは知っている。
しかしきになるのはミーネだが]
………ああ、少し休む。
あ、顔、みて、
怒らないで……欲しい、な………。
[うと、うと。言葉尻が遅くなる。
何無茶をしてるんだ、と叱られたいような
ただ甘やかして頭を撫でて欲しいような
そんな気もしたけれど。
ただ、眠りに落ちそうになりながら]