[銀の水晶の前に佇む間に傷はだいぶ塞がったものの、その身には未だ、激戦の痕は見受けられる。それでも揺らぐことなく立つ様子は、訪れたものにどう見えるか]……ようこそ、と言うべきかな、可愛らしい侵入者殿。[立ち止まり、呼びかける声>>2に返すのは歌うように紡がれる言葉]せっかくお出でいただいたわけだが……これに触れさせるわけには行かぬのでね。疾く、立ち去ってはいただけないかな?[緩く、首を傾いで問う。浮かぶ笑みは、手にした真白と同じく月を思わせるもの。*]