[直接的に切り結ぶような、そんな相手ではない。けれど、対する巫女は紛れもない『強者』である、と認識できた。そして、その認識を得た以上は、こちらも礼を持って当たらねば、と。そんな事を考えた矢先、目の前の若木の枝が揺らいだ] ……なんっ……![柔らかな若木の枝が伸び、こちらを捉えようと絡みついてくる。>>*46柔らかいと言っても、初手の草の蔓のように容易く切り払えるものではなく。どうするか、との思考が巡り、たどり着いたのは]