― とある朝:練武場 ―[これは、良い。 間に走る空気の変化に、手応えを確信する。>>*35 短く、コンパクトな動作で放った剣の先に、衝撃。]………、 …![伝わる重さは、期待よりずっと軽い。 動きが小さい分、もとより威力も小さくなっている。 その上、狙いが逸れ───逸らされて、決定打には程遠い。 惜しいと思う暇もなく、銃が抜かれるのを見て、息を詰めた。]