― とある朝:練武場 ―すいません。試験終わって、気が抜けちゃって。[笑いながら、ほんの少し嘘を言う。 投げられた剣を空中で受け取って軽く振った。 いつもの、好んで使っている剣だ。]今日は盾も使っていいですか?やれるだけやってみたいんで。[断りを入れてから小振りの木盾を手に取る。 腕に固定して使う、小さな円盾。]今日こそ先輩に「まいりました」って言わせたいです。[きらきらと憧れに輝く目は昔のまま、 表情に不敵なものを加えて笑った**]