人狼物語−薔薇の下国

532 天命昇華


【赤】 南極石の王子 クレステッド

[腕を捕らえた布がそのまま離れていく。>>*48
あの動きを会得できたなら、柔らかい方の鞭も操れるだろうか。
そんな羨望を一瞬覚えるほどの熟達した動きだ。

地面に鮮やかな赤が転がる。
空気がちりつくように熱い。
実際の温度だけではない。
大きな術の力が高まっている気配だ。
それは相手だけではなく ―――]


  私たちは、為すとも。


[左手で水の柱に触れながら、右手を大きく空へと振る。
液化した天命石が高く散った。*]

(*49) 2020/02/26(Wed) 23:33:05

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