『はい!』[驚いて声の持ち主に視線を転じた。今となってはその声は同時だったのか、相手が先だったのかはわからず。だが、教官に当てられて一番に刀を手にした男の名はよく覚えている]――ジェフロイ・スコーピオン[それが彼の名だった]