ええ、ワイン。わたくし、あの時生まれて初めてワインをいただきましたの。
甘くて、飲みやすくて、とても美味しかったですわ。
わたくし、酒豪になってしまうかもしれないと思いましたもの。
[嬉しげにワインの感想を述べ、語られるワイン薀蓄に耳を傾けると、感嘆の声を漏らした]
まあ、とってもお詳しいんですのね。
お酒を扱うお仕事をなさってらっしゃるんですものね。
お父様が、わたくしのためにそんな貴重なものを用意しようとしてくださったことも嬉しいですけれど、そのためにフェリクス様が尽力してくださったことも嬉しく思いますわ。
本当に、ありがとうございます。