―深夜:短艇甲板―[艦長の亡骸を前に。昏い表情で、通信機のスイッチを入れた。] こちら砲術科所属、オズワルド・グレーナー。 ただいま、艦長のダルマチア・バイヤーの始末を終えた。 この後、亡骸は海に遺棄する。 艦の鍵も入手した。これは一時俺の方で預かっておく。[低く押し殺した声で告げるのは、冷たい現実――…。>>*43]