受け止めて![命じつつ力を注いだ若木は、刀の一閃を止めはしないまでも、僅かに動きを鈍らせるには至っただろうか。 しかし相手の攻撃はそれに留まらない。 やや遅れて奔った雷の尾は、即席の盾を回り込むように動き、その奥にある巫女の身を打った] く……![痛みと痺れを感じつつ一歩後退る。 致命となる威力ではないものの、幾度も喰らい続けられるものではないと身を持って感じた。 しかし待ちに徹した所で、完全に防ぎ切るのは難しい] 形ある術もない術も、良し悪しといった所ですね……。