くっ!
[一旦退かざるを得ないと、振り下ろしで体重の乗った足で後方に跳びつつ振り子の先端へ水剣の柄を向ける。
胴への直撃は防いだものの、衝撃が一瞬攻撃の手を止めさせた]
こちらの武器を使われるのは、予想外でしたわね……。
[破損に頓着せずにいたことが仇となったか。
とはいえ半分はこちらの手中にある以上、"作り替え"は出来る]
なんにせよ、武器を届かせなければ、お話になりませんわ。
[棒杖は再びその長さを伸ばし、更に上部の先端からは、磨き上げた骨色の大きな曲刃が生える。
選んだ形は、草を刈り取るもの――大鎌]