人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


【赤】 皇子 ロー・シェン


俺はヨセフに、帰ってきたら、お前と一緒に手料理を振る舞うって約束したからな。間に合うように戻ってこいよ?それと...

[ 懐に忍ばせていた小さなクリスタルを取り出して、ディークの手に渡す。忠実な従者が、砦から持ち出していた姉の手紙の中に入っていたクリスタルだ ]

姉上から伝言だ...石に咲く花は無かったけれど、石の中に花を咲かせることは出来た...お前のおかげだと。

[ 耳元に声を寄せて囁いた言葉の通り、クリスタルの中に封じられていた押し花は、闇色の空から零れる月の光を浴び、柔らかな花弁を開いた、生花さながらの姿で淡く輝いている ]

(*42) 2017/02/08(Wed) 20:29:19

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