[尾を振るい、こちらを絡め取らんとする小さき魚。紺青が見据えるはその向こう、それを操りし者。>>*39]……何れにせよ。[す、と太刀持つ右手が横へ上がる]俺が退屈と同等に嫌うのが、束縛であるが故、な。……囚われる訳には、ゆかぬよ。[薄く浮かべる笑みに滲むは、艶のいろ]