[落下の勢いを乗せた強襲に返るのは、鈍い手応え。
止められた、と同時に、『また』という言葉が過って、消える。
そんな自分の思考に戸惑っていた所に向けられた、問い。>>*40]
……は?
なに、言ってんの、お前?
[刃交わす最中に唐突に出てきた言葉と、それが出てくる前の、瞳の色の変化。
それらは、青年の内にひとつの疑問を浮かび上がらせる]
教わったもなんも、ねぇよ。
これは、俺が自分で身に着けた動き、だ。
[身体が覚えていた動きを、そのまま我流で磨き上げた結果、とまでの説明には至らなかったけれど]