……ああ。 起きた。大丈夫だ。[ 身を起こすと、テオドールは一度頭を振り、 片手で顔を覆った。 ][ 泣くような笑うような、微妙な表情を手の中に隠して、 そして手を離せば、「魔王」の顔に戻っていた。 ] 警護の任務、御苦労さまだった。