>>*32
はい。第五工兵隊アイゼンシュタイン少尉です。
現在、氷乙女前にて公国軍と交戦中…
ブラオクヴェレ大尉も来られているのですね。
お二方の隊が支援に入られているのなら、大変心強いです。
ブラオクベレ大尉も…ありがとうございます。
[今度はカレルを指名して礼の言葉を述べる。通信の繋がっている人物が徐々に特定されてきた。]
――橋を壊す方の準備なら、技師たちが既に整えてあります。
いつでも可能かと。
[実際には、公国の攻撃に臆した技師班が破壊一歩手前の状態までゆき、踏みとどまった結果であったが、そのことはあえて伝えなかった。]