続けるか。また飛ばれたら叶わんしな。[素直に大変なことは大変と口にしながら、片足を軸にして腕を腰をひねるようにして、独楽のように回る。巨躯は逆巻く風となり、途中からは蒸気のような熱さえも発して、生きた災害のように、ヴィンセント目掛けて、回転したまま突き進んでいった**]