人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


【赤】 魔王 テオドール

 ママ! ママ!

[ 続いて視線が向かう先には……何もない。
 何もないが、確かに少年テオドールはそこに向かって話しかけ、
 まとわりつき、手をつなぐ。 ]

[ 少年テオドールだけではない。
 「父親」もまた、そこに透明な人間が居るかのように話しかけ、笑いかける。
 奇妙な光景だった。
 まるで、そこに居た人が、かつて居たという事実だけを残して、
 ぽっかり消えうせてしまったとでも言うような>>0:404。 ]


[ だが全ては、テオドールの目覚めと共に途切れて。 ]

(*41) 2014/03/30(Sun) 03:09:37

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