[服着よう、という指摘に呆然となる女性。>>*30それから彼女の頬もまた朱に染まる。>>*31再び謝罪の言葉を紡ぎながら女性はどこかに目をやるが、仰向けに倒れている状態では衣服が雪に埋もれているところまでは見えない。たぶん服のある方を見ているんだろう、と見当つけるのみ]……、いいけど。別に。わたしもなりふり構わず逃げる時は服、脱げるし。[四つ足で逃げるにしろ高所から滑空して逃げるにしろ、服は邪魔になってしまうのだ]