[コンラートの返事を待ちながらも、意識するのは共に“赤い声”を共有する他の二人のこと。
彼らが今の会話をどう取るかは未知数だ。
……もしかしたら、カスパルには子供と思われているようだから、また子供扱いを受けるかもしれないけれど]
あと、言っておきます。
私の実年齢は22歳です、声が子供だからと子供扱いは止めて下さい。
[先手を打って釘を刺したその行為が、子供っぽいとは気付かない。
少しばかり思案してから、他の二人へも呼びかける]
貴方がたはどうですか?
自分が魔女になるために、他者を切り捨てる覚悟があるのでしょうか。
[それは、協力要請とも取れる言葉だ。
彼らが、いったい何を抱えて、何のためにこの試練に挑んだのかは知らない。さほど知りたいとも思わない。
なんにせよ、危険な魔女らしからぬ彼らから、協力要請に賛同を得る事はあまり期待できなさそうだとは思った*]