[それからしばらくの間は泣きっぱなしではあったが。川端へ降りるということになれば特に抵抗はしないのだった。言いたいことならたくさんある。訊きたいこともたくさんある。だけどすべて伝えきるより先に、目の前のことに対処することになるのだろう。できることならひとりよりもふたりがいい。声はまだ、何も語りかけてはいなかった**]